7/2  気象予報士会実験教室活動レポート


7月2日、時折小雨の降る曇り空のこの日、野田市の小学校で気象予報士会の7名が5,6年生の「わくわく理科授業」の中で、実験教室を開催しました。テーマは「台風の不思議」。小学生のイベントに切っても切り離せない関わりのある「お天気」について、気象予報士の人たちと、雲や風や低気圧を作る実験を通して楽しく学びました。

授業のテーマは「私の台風予報」

私たちの日々の生活には、天気が大きく影響します。服装や持ち物を決めるために、私たちは常に天気予報を気にしています。では、天気はどのように変化していくのでしょうか。今回は「台風」に注目し、台風のしくみを体験しながら天気の変化について学びます。最後に天気や雲の変化を全員参加で予報し、天気の多様性を知り、気象への興味を深めます。

人と人とのつながりがつくる教室
2年前からこのプロジェクトで実験教室づくりに取り組んでいる気象予報士会は、独自のネットワークと、向学心あふれるスタッフたちが、毎回創意工夫を重ねて、子ども達と実験教室を行っています。今回の講師は、趣味のスカイスポーツが高じて気象予報士の資格を取ったという船原さん。台風ってどうやってできるの?という不思議を、ペットボトルで雲を作ったり、強風づくりにチャレンジしたり、子ども達と一緒に解き明かしていきました。

―子どもたちが疑問を持ったことに対して、試してみる、体験してみる、そのきっかけづくりがしたくて、2年前からこの活動に参加しています。実験の講師だけでなく、チームをまとめるリーダーとしての経験から、様々な人が集まって、チームを作り、試行錯誤して作り上げるこの教室を通じて人とのつながりの積み重ねが活動を広げていくことを学びました。今後はもっとラインナップを増やして気象にまつわる様々なテーマを提供していきたいです(船原さん)


 

専門家とつくる授業
教務主任の小松崎先生に、気象予報士会の授業の感想を伺いました。

―子どもの目の輝きが印象深かったです。実験を取り入れることで自分の眼の前で起こる変化を不思議に思って考えることができます。さらに、そこにストーリーをもって答えてくれる専門家がいます。この授業を通じて、日常生活で起こる様々な現象への興味を持ち、もう一度それを自分で見たときにその変化を見逃さないきっかけになれば、と思いました。(小松崎先生)


北部小学校はもともと地域の人との結びつきが深く、味噌づくりや国際理解など、地域の人が講師となって子供たちと一緒に作るイベントを通して、体験や多くの人との関わりの中で学ぶことを大切にしています。しかも、やってみたい!と声をあげるのは子供たちからなんだとか。気象予報士会の授業も、元々、わくわく理科授業という授業の一環でお母さん方も見守る中での開催となりました。「子供たちの可能性を引き出す教育を実現するために、地域で眠っている貴重な人材に協力を仰ぎたい」。校長先生の思いです。実は、講師の船原さんは校長先生の教え子だったことが今回判明しました。かつての教え子がまた学校に戻ってきて、今度は子供たちに教育を提供する。こんな循環ができているこの小学校に、地域の人材を巻き込んで一緒に子供たちの未来を育てていく可能性を感じました。